2009年 春夏コレクションから見る
2009年のトレンド

いち早く、パリコレで際立ったブランドから見える
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ドットや格子、ストライプ。09年春夏パリ・コレクションで注目されているのは、黒と白で描くジオメトリック柄だ。有力トレンドのプリミティブプリントとは対照的に、シャープでストイック。柄の太さや大小の変化でグラフィカルに見せる。

 パレロワイヤルの庭園にしつらえたテントからは緑あふれる樹木が見え、噴水の静かな音と鳥の鳴き声が穏やかな気持ちにさせてくれる。ドリス・ヴァン・ノッテンは、シンプルなラインにちょっとだけディテールで変化をつけながら美しい色を組み合わせる。チェックにボーダーストライプ、カラーブロックにグラデーション、色と柄を混ぜながら繊細な雰囲気を保ったコレクション。ゴールドのスパンコールは花のような刺繍とジオメトリックな柄のドレスに、ピンクからパープルへと変わるグラデーションのチェックをストレートドレスにのせていく。テーラードカラーのシャツドレスにウエストで布をきゅっと結んだドレス、太めのベルトを巻いたラップコートに端正なジャケット。モノトーンの静かなたたずまいの中にグラデーションカラーが華やかさを添える。

 ウエスタンをベースにした荘厳なリズムが流れると、ジバンシィのストイックな世界が輝き始める。ショーの前半は黒をベースにしたトランスペアレントなライン。ふんわり丸くボリュームを持ったショルダーのドレスはウエストをテープでつないでいる。ビジューをたっぷりと飾ったジレをふんわりショルダーのシャツに重ね、イエローのレースのドレスをチュールとフリルのドレスでカバーする。中盤からはデニムとレザーで見せるウエスタンスタイル。デニムシャツにクロコダイルスリーブのブルゾン、白×黒×ゴールドのパッチワークのスキニーパンツやデニムとレザーを切り替えたホースライディングパンツといったラインが揃う。矢印ディテールのビジューが輝くレザージャケットにクロコダイルのフェティッシュベスト。リカルド・ティッシらしい強くて硬質な世界を一歩進めて見せた。

エマニュエル・ウンガロ= エステバン・コルタサルによる2シーズン目。脇から身頃にドレープを流すなどクチュールの手法をフェミニンなミニドレスにのせる。体に沿ってギャザーを巻きつけたタイトドレスは、布と布のすきまからフリルがふわりとのぞく。花柄は南米の強い光を浴びたように鮮やか。パナマ帽でクールにまとめる。

フセイン・チャラヤン= グラスの縁を指で擦って奏でるグラスハープの冷たい響きとともに、未来的な服を並べた。ネオプレーンのペプラムスーツやタイトドレスに、4次元ワールドを思わせる抽象柄。完ぺきな曲線を描くモデルはアンドロイドのようだ。ラストの変形ドレスは、なにかに引きずり込まれているように後ろ身頃がとがったシルエット。

クリスチャン・ラクロワ= 細いウエストに、ぱんと張りのある腰やヒップ。バッスルラインを描くジャケットやペプラムドレスなどでメリハリの利いたフォルムを作る。袖や肩にはシャーリングやラッフル、ひじには大きな花のモチーフ。黒ベースに、赤や黄色などマルチカラーのカーネーション柄をのせる。

コスチューム・ナショナル= ソフトなIラインのドレスやセットアップは、黒と白のコントラストとアーキテクチャーな構造で立体感を強調する。ドレープラインを影絵のように描いたり、張りのある薄布を畳んで肩に立体感を出したり。

イッセイ・ミヤケ= 波紋のような陰影、川の色のような緑から青の微妙なグラデーション、光を浴びたガラスのような鮮やかなピンクやパープル。微妙な色をボックスドレスやコンビネゾンにのせた。南米のジャングルの木や川、カテドラルのステンドグラスから厳密に色を採取して表現した。テーマは「カラーハンティング」。

ツモリチサト= 軽くフェミニンなプリミティブスタイルを見せた。布をねじったホールターネックのチュニックにズアーブパンツ。アフリカの焼き物を思わせる幾何学柄や、にじんだ格子が描かれる。テラコッタにオレンジやグリーン。刺繍やミラー飾りもいっぱい。

アツロウ・タヤマ= ルーズフィットのひざ丈ドレスは、黒地に鮮やかに浮かび上がる幾何学的なむら染めがポイント。部分的に入れたスラッシュや布の重なりが、ゆるやかなフォルムを描く。背中がたわむ縄編みニットドレス、ギャザーを寄せたチュールドレスも。

また、次回もパリコレ情報をお伝えします。
お楽しみに~!




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